アロハ!
先週、あるチャリティイベントに行ってきました。 ハワイ好きの方には情報がすでに入っていたかもしれません、塩沢ファミリー&くりちゃんをサポートする会 くりちゃんは、ハワイで生活する14歳の日本人の女の子。 現在治療法のない「脊髄小脳変性症」という病気と闘っています。 [1リットルの涙]という脊髄小脳変性症のドラマで描かれていたので日本の方のほうがご存知の方も多いかもしれません。 最後は寝たきりになり、合併症や呼吸運動の停止で死亡に至る病気です。 お母さんはくりちゃんの看病だけでも大変な最中、お父さん、つまりご主人も同じく脊髄小脳変性症であることがわかりました。 そこで有志が集まり、委員会とホームページができました。 またハーブオオタジュニアなどのハワイのミュージシャンがボランティアで集まりチャリティコンサートも開かれました。 私は直接塩沢ファミリーを存じ上げません。 でもくりちゃんの母、塩沢淳子さんは日本ではテレビレポーター・ジャーナリストとして活躍されていてドキュメンタリー作品や著書も多数ある方だそうです。 現在は「ハワイウェブTV」というビデオ制作会社をハワイで経営していらっしゃいますが娘さんとご主人の看病だけで精一杯という日々が続いているとの事。 同じような仕事をされている先輩として、同じ女性として、ハワイに移り住んだ日本人として、手記を読むとたまらない気持ちになります。 海外に移り住んでいる日本人の多くは家族と離れて暮らしています。 いざという時、頼らざるをえないのは「遠くの親戚」より「身近な他人」です。 家族なら100%甘えられる部分も、親しくしていても家族以外の人に甘える事は多少なりとも遠慮や気遣いがあります。 でも困った時に支えてもらった事はとても心強く、ありがたく、嬉しいものです。 私もハワイに一人で来ました。 知り合いも一人もない、ハワイにも来たことがない、誰も頼る人がいませんでした。 一人、二人と知り合いが増え、仕事もし、今では家族もできました。 困ったとき、病気になった時、支えてくれた人があったから今の自分がある事は忘れません。 親元から離れて暮らしているコミュニティだからこそ、困ったときはお互い様で支えあう。 このような意識はもしかしたら、あのまま日本に住んでいたら、薄かったかもしれません。 アメリカの医療費が高い事はもうご存知ですよね。 いくら保険でカバーされるとはいえ、難病指定の場合はかかる費用も莫大。 当然月々の保険代もかかる、でも看病続きで仕事ができず収入が減る・・・悪循環です。 たまたま塩沢ファミリーが置かれている状況だけど、自分たちがその立場にならないという保障なんて全くない。 同情ではなく、自己満足でもなく、塩沢ファミリーの支えになる方法を微力ながら、伝えられればと思います。 くりちゃんだけでなく全国に難病と戦っている方たちやサポートを必要としている方たちは他にも大勢いらっしゃる事でしょう。 「大変ね」 そんな当たり前の言葉だけで片付けてしまうのではなく少しでも力になれる意識を持ちたい。 飲もうと思っていた1杯のコーヒー分でもいい、外食する予定だった1食分でもいい。 一人一人は少なくてもみんなでサポートすればものすごい支えになるはずだもの。 チャリティコンサートの模様は地元TVでも放送されました。 ハワイで懸命に戦っている日本人家族、 塩沢ファミリーのサポーター が一人でも増えることを願っています。
by keisegawa1225
| 2009-07-16 19:33
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